第十一回特集 KOMOREBI
今回の取材は、岩手県宮古市を中心に活動する、KOMOREBIという団体です。
写真は今回取材を受けてくださった伊藤さん (メンバーのもう一人鈴木さんは仮免を受けに教習所へ行き、この日受かったそうです!)笑
KOMOREBIはアクセサリーの考案・作成を行っており、現在は商業高校の女子二人で活動しているそうです。
事前に商品の用意をお願いしていたものの、当日見せてもらうと、袋いっぱいのアクセサリーが出てきました。
その量にも、一つ一つのクオリティにも驚きました。
彼女達は元々、アクセサリー作りが趣味だったようで、友達や先生に作ってあげていたそうです。
それを売ったり出来たらいいなぁと、思っていたところ、地元の高校生にスポットを当てた任意団体ユースみやっこベースという高校生のやりたいことを支援、協力をして宮古を盛り上げていこうという団体の存在を知ったことが立ち上げのきっかけだそうです。
(当団体でも以前取材させて頂きましたので、第二回特集も是非ご覧ください!)
現在は、オリジナルブランドとして委託販売や、ハンドメイド専門のレンタルボックス、ネット販売等で活動を続けていきたいという構想を持っているようです。
私が取材を通して感じた彼女たちの凄いところは、「商業高校」というバックボーンや「みやっこベース」という活動拠点など、自分のいるところやその周りと、自分達の魅力を、上手く組み合わせているところだと思いました。
…最近私自身が学んでいる分野の話になりますが…
現在多くの地方で地域活性が行われていますが、そこで重要なのは「無いもの」ではなく「あるもの」を発見すること、または組み合わせることです。
まさに彼女たちの活動は、地域活性のモデルケースとなっても良いほどの素晴らしい活動ではないか、と感じました。
…話がそれてすみません…
まぁ、、
私が文章を書くよりも、彼女達の作品を見せるほうが、皆さんには魅力が伝わると思うので!当HPのアルバムをチェックしてください!
イヤリング部分の金具だったり型だったりを買い、レジン液というのでコーティングすることで作られるそうです。 赤い花形のイヤリングは、画用紙を切ってそれにレジンを付けたり、という加工をしているそうです!!
画用紙の花型を使ったブレスレットもあります! レジンでコーティングして、穴を空け、ビーズを繋いでいき… 集中力とセンスがないとできません!
宮古の海岸で拾った貝殻も利用しています! 貝殻に穴を空けレジンを塗り、ネックレスにしたようです。 宮古産という付加価値もまたいいですね!
このように、彼女達ならではのアイディアが光る商品ばかりです。
これまでは、宮古の復興市や委託販売をしてきたそうです。
復興市では、学生のお客さんを想定していたところ、予想以上に家族連れの方々がこられたそうです。
しかしながら高校の文化祭では、展示だけだったそうですが、高校生からの人気もすごかったようです。
今後の活動が期待されるKOMOREBIに、インタビューの最後としてこの質問をさせていただきました。
「KOMOREBIとしての夢はなんですか」
伊藤さんは迷いなく
「復興市での売り上げの三割を三陸鉄道に寄付しました。これからも、たくさんの人のために活動していきたいです。」
と答えてくださいました。
AIMでは3/21に仙台で交流会を開催しますが、是非彼女達のアクセサリーも委託販売させてもらい、彼女達の活動の発展に協力したいと思っています。
(確定事項ではないので悪しからず)
今後のKOMOREBIの活躍、そしてどんどん出来上がっていく彼女達の作品を楽しみにしています!
Writer: 村井旬