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第九回特集 今井直人さん

開始早々。

” めっちゃ嬉しいな ” と3月に行われたツアーの参加者から送られてきたメッセージを笑顔で見せてくれた学生団体「繋」の代表:今井直人さん。

(メッセージ内容)

「なおてぃーさん!お久しぶりです!

昨日から、仙台に行ってきました!千年先の子どもたちのために植樹祭に参加してきました!2ヶ月ぶりの東北でした!今回は大学の友人を誘っていきました!自分の声かけ?で被災地のために何かしたいって思ってくれた人が一人でもいてくれて、本当に嬉しかったです。これからも積極的にボランティアに参加していこうと思いました。」

今井直人-Naoto Imai

関西大学社会安全学部。若者ボランティア団体 繋 創設者兼代表。

Ashoka Youth Venturer 5期 東北を初めて訪れる人に対し、ツアーを行う。 高校が防災の専門学科で、ボランティア活動に勤しんでいた。 大学に入学後、高校時代の環境が特殊であったことを実感したと同時にあるイベントがきっかけでボランティアを提供する立場になりたいという思いから、現在代表を務める「繋」を創設する。 Venturerのプロジェクトとして今年3月に、東北初訪問者ツアーを実施する。 事前研修、ツアー中のダイアログ、事後研修の充実化を図り、東北へ行く前から行った後までインプット、アウトプットの流れを重視する。

Ashoka Youth Venturerとして、残り一週間で任期を終える今井さんに今の気持ちを聞いてきました。

「この一年間はどうでしたか?」という問いに対して 力強い声で -「成長した一年だった」と。 「正直、丸々この一年間プロジェクトのことを考えれていた訳ではないし、 始めの3,4ヶ月は、現地視察と言いながら遊んでいた。」と話す今井さん。

そんな時に秋に長野で行われたArt of Sosial Innovationというワークショップに参加して 普段の生活では会えないようなハイレベルな人たちに出会ったことで” 自分は、自分を見つめきれていなかった ”と感じたそうです。 そして、これが後に今の彼の原点へとなっていきます。

「最初のプレゼンでは、” 関西の支援者を増やしたい ”、” 東北をもっと活性化させたい ”という思いだったが、今は自分の企画したツアーを通して自分のやりたいことに一生懸命になれる人を増やしたい。という思いで活動している。 その理由は、長野のワークショップを通して、自分と向き合う大切さを知ったと同時に 明日死ぬかもしれない今の自分は、本気で生きているだろうか?という問いからである。 今の大学生は、学校に行って、バイトして遊んでだらだら生活して、本当にやりたいことを実行に移していないと思う。それは、いろんな理由を付けて。 自分は、その生活から抜け出すきっかけを作りたい。 そして、今生きることを後悔してほしくない。」 そう強く語っていました。

「一年間を通して多くの人に出会い、沢山のことを経験した。そして自分の人生の方向性から 色んなものを削っていい感じに今井直人という彫刻が出来上がってきた。Venturerとしての任期が終わってからも活動を続ける」と笑顔で語る今井さん。

将来は、”ボランティアが当たり前の社会”に近づけるように自分が動くこと、そして今という一瞬を自分のやりたいことに頑張れる人を増やすきっかけを作っていきたいと…

”自分は人の心を変えることは出来ないけど、変えるきっかけを作ることはできる”  

-今井直人

writer: Kana Miyakozawa


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