第四回特集 下田 満くん
- lily1209lily
- 2014年6月20日
- 読了時間: 2分
下田 満(しもだ みつる)
「ゆうりと出会えて、ほんまによかったと思ってます」
今回取材した下田満くんの取材は、満くんのこの言葉から始まった。
初めてであったのは昨年の8月。私の出身地である南三陸町での植樹祭でのことだった。
そのあと、彼が私も参加していたAshoka Japan 東北YouthVenture Programに参加するようになり、私は彼とよく話すようになった。
彼は、東北から離れた関西という土地で、彼は大学一年生として学校に通っている。
そんな彼は、東北に向けて行動を起こしている一人でもある。
彼は東北の今の現状や3.11の想いを話してくれる人をゲストスピーカーに呼んで、京都の中学校で講演会を企画している。
一人で企画書を作り、京都の学校に電話をかけて、校長先生や教頭先生に直接会って、自分の熱い想いを話している。
この活動を始めた昨年10月から計3回講演会を行ってきた。この講演を聞いた人たちは合計1070人。
はじめは、自分の活動について悩むことが多かったが、この活動をやっていく中で自信がついたという。
彼が初めて東北に来たのは、宮城県石巻市だった。
行こうと思った理由は、東日本大震災の被害を実際に目で見たかったからだと彼は教えてくれた。
初めて行った東北で、彼は「他人事ではない」「実際自分が災害にあったら怖いし、死にたくない」「周りの人にも死んでほしくない」と思った。
そこから自分の故郷である関西の地でも災害について考えてほしいとこの活動を始めた。
聞いてもらった人にどうなってほしい?という私の問いに、
「何かを感じて行動する人は少ない。だけど、そこでやめたら終わりだから地道に続けていく。」と答えてくれた。
今後の課題として、関西に来て話をしてくれる人を探すことなどが挙げられた。
私も彼の講演会で話をさせてもらったことがある。
「東北のことを知ってほしい」と思っている東北の学生は少なくないだろう。
東北の人たちには、ぜひこの機会に自分の想いを伝えてほしいと思う。
最後に彼は自分が毎日心がけていることを話してくれた。
「毎日全力で生きる」
もし自分が彼と同じ立場だったら、私は何をしていただろうか。
同じ年で活動する彼をこれからも全力で応援したい。
writer: 田畑祐梨
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